うれしはずかし、イサナ通信!

さよならだけが人生か?こんにちはだって人生さ!

初めての繁昌亭

   

text by uematsu

繁昌亭である。
大阪の天満宮にある落語の常打ち小屋、繁昌亭である。僕が大阪に住んでいる間は、落語の常打ち小屋はなかった。落語を聞くなら、お笑いをやっている劇場に行って、その合間に演じられる落語を見るか、教会やおそば屋さん、または大きなホールでの独演会や親子会を見るのが普通だった。
落語の常打ち小屋。NHKの朝の連続ドラマ『ちりとてちん』のなかにも登場したけれど、いつ行っても落語をやっている小屋がある。というのは、上方落語家の悲願出会ったと同時に、上方落語ファンの悲願だった。
そんな願いを実現したのがこの天満天神繁昌亭だ。ところが、出来てみると、いままでなぜなかったのかと思われるほどの盛況ぶり。出張のついでに、ちょっと落語を聞きに、なんて思っているとチケットがとれない。かといって、事前に予約するには、仕事の予定が不確定。ということで、半年に1回くらいは繁昌亭の前まで行って、写真を撮って帰ってくるという寂しい行動を取っていたのであった。
そして、やっと念願かなって繁昌亭である。『第2回ベテラン前座噺の会』という一風変わった会だが、本当に面白かった。兵庫県立伊丹高等学校の大先輩である笑福亭呂鶴さん、桂文太さん、林家染二さん、桂九雀さん、桂小春団治さんたちベテランが前座噺で競い合うという趣向。こなれたネタだが、久しぶりというのが面白いところで、逆に緊張感があったり、思わぬところでかんでしまったり。
今回、若い友人にチケットをとってもらったのだが、なんと最前列。マイクを通さなくても声が聞こえる場所で、所作の度に衣擦れが聞こえる落語は初めてだ。そして、それぞれの師匠方のしゃべくりのなかに、そのまた師匠がたの流れが見事に見え隠れして、たっぷりと落語の世界を楽しんだのだった。
ああ、また行きたい。すぐ行きたい。

 - 出来事, 映画

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