うれしはずかし、イサナ通信!

さよならだけが人生か?こんにちはだって人生さ!

かくかくしかじか5/東村アキコ

   

text by yabuuchi
アキコの恩師・日高先生の余命があと数ヶ月ということが明かされたのが前巻の最後。この最終巻で先生が亡くなってしまうのはわかってたけど、読むとやっぱり泣く。
面白かったです。文句なしに。…読むと、泣いちゃうんだけども!
この作品を通じて痛感するのは、自らの支えになるものがあるというのは素晴らしい、ということ。それは絵を描くことかもしれないし、走ることかもしれないし、田畑を耕すことかもしれない。何にせよ、晴れの日も雨の日も、楽しい時も辛い時も続けられる(もしくは望まざるとも続けざるを得ない)事が、その人を作り支えるのだなと。
アキコや後輩の今ちゃんが絵が描けなくなったとき、先生が言うのはただ「描け」の一言。たしかに、結局は描くしか「描けない」状況から抜け出す術はないのだし、そのとき「描くこと」が突破口になり得るのは、二人が今まで描き続けて「描くこと」が血肉となっているからだ。そして、そもそもある行為を自らの血肉にするには、馬鹿みたいにそれを続けるしか方法はないのだ。
先生の生き様に、サボっちゃいかんわと心えぐられ…というかもう目を突かれ(なんせ痛い)、笑えて泣ける漫画でした。面白かったです。

 - コミック

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